不妊治療と仕事の両立について、あるデータが出てきました。
不妊治療経験者として、女性のキャリア構築に関わっていきたい者として、これは気になる結果です。

妊娠するって、大変なこと?

 

 

 

不妊治療と仕事の両立についての調査結果

不妊体験者を支援するNPO法人Fineが、「不妊治療と仕事の両立」についてのアンケートをとりました。
その結果、なんと5割が不妊退職していたということです。転職や働き方を変えた人も4割ほど。両立の難しさと、不妊治療に対するサポートの少なさをはっきりとさせた結果になりました。

仕事と不妊治療についてのアンケート結果はこちら
(NPO法人Fine作成のPDF)

 

どうして両立が難しいのか?

退職や転職した理由について、詳しくは調査結果に書いてありますが、私自身の経験として下記のようなことを実感しています。

 

  • 女性のホルモンという調整しづらいものを相手にするため、前もって通院のタイミングがわかりにくい
  • 女性のホルモンという微妙な問題を、会社に公言しにくい
  • 仕事で迷惑をかけるのが心苦しいため、ストレスになる
  • 仕事のストレスが体調に悪影響を与えているのではないかと感じることがある

不妊治療は強制にしろ自然にしろ、治療を受ける女性のホルモン周期がポイントになります。
普段だったら公言しない、非常に微妙な問題。そして通院のタイミングも週に数回も行くことがあり、そのたびに「休ませてください」とお願いするのも大変なストレスです。

妊娠可能な年齢は、限られている。

そう思うと、仕事より妊娠を優先するのもわかります。
実際、私自身がそうでしたから。

ちなみに、私の場合は

私は結婚した時、すでにいいトシでした。
妊娠しにくいかもしれないということが、すでにわかっていました。

なので、結婚して引っ越しをした後、仕事を探す時に最初から「妊娠を希望しているので、週数日の派遣」を条件にしていました。

実際にその条件で受け入れてくださる企業があり、小さい部署で皆さん理解してくださっていたので1回の流産の後なんとか出産までこぎつけることができました。

その部署は超ストレスフルで知られるコールセンターの一部署だったので、「この仕事していて妊娠やお腹の赤ちゃんに影響ないだろうか?」という悩みはずっとありましたが・・・

その会社で最終的には「残業ができないから」と復帰を断られたのは残念ですが、派遣ながら産休・育休をいただけたことに感謝しています。その後小さい子どもがいてもOKしてもらえる会社で派遣で働き、そこでも不妊症治療をしたもののその時は結果は出ずに終わりました。

 

やっぱりサポートが必要

女性活躍、一億総活躍というキャッチフレーズに乗るつもりはありません。
が、日本の少子化は待ったなしで、働きたい人が希望通りに働けない状況というのも問題です。

働きたい時に、働く。働けない時には、働かないでいい、または部分的に働く。
そういった環境を作っていけたらと思います。結婚、妊娠、出産、介護(もしかして離婚)などで変化していく女性のキャリアも、その中でだったら悩みなく築いていけるのではないでしょうか?

よく言われますが、「弱者が住みよい社会は、誰もが住みよい社会」。体調不良や抜き差しならない事態で気兼ねなく休める会社は、長時間労働で疲弊している男性にとってもいい会社に違いありません。

今は離婚率の高さも言われていますが、その理由の一つは夫婦の気持ちのすれ違いです。長時間勤務がその原因になっている可能性は高いと私は感じています。離婚は夫婦が別れるというだけでは済まず、今のところまだ多いパートや専業主婦の女性にとっては生活を立てていくだけの仕事をしなければならず、子どもがいたら子どもへの精神的金銭的影響も大きくなります。
長時間勤務は、ひいては女性や子どもの貧困の原因にもなるのです。

 

皆が、手をつないで

 

 

私が目指すのは、子どもと女性が生きやすい社会。そのための環境づくり、サポートを、少しずつでも続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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