仏教は、道具と音楽とトランスだ！

先の三連休で、高野山に初めて行ってきました！

高野山の良さもたくさん話したいんだけど、それはまた今度にして。

いきなり話は変わりますが、私の家は神道です。祖父母は神道式にお見送りし、祭(いわゆる法事)も神道で行っています。

それが今回、宿坊に泊まり朝の勤行に参加させていただき、仏教について題のとおり【仏教は、道具と音楽とトランスだ！】ととてーも感じたので、今回はそのことを書いてみたいと思います。

※内容は私の浅い知識に基づくものであり、単なる個人的感想です。

仏教は、道具だ！

勤行で祭壇？の近くに座っていると、お坊さんがお経を唱えるときにものすごく多くの道具を操るのを見ました。
蓋を開けたり閉めたり、長い棒でかき回したり…どんな意味があるのだろうと興味津々。

仏さまをお祭りする祭壇にももちろんたくさんの仏具が置かれ、ほとんどが金色でとてもきらびやか。

宗派によって違いはあるだろうと思うものの、木と半紙がほとんどの神道とはだいぶ違うなあ。

仏教は、音楽だ！

お経を唱えるのを聞いていると、お坊さん数人で追いつすがりつ？声がかぶさる。とてもハモりが良く、中には明らかに低音担当と思われる声も聞こえる。
読経の間には木魚が入り、錫杖が入り、音の効果もバッチリ。オーケストラとコーラスのようにも聞こえる。目をつぶって聞くと心地よく、体にじーんとした感覚を感じる気がする。

神道は「かしこみ～かしこみ～も～まうす～」で、それはそれでシンプルで好き。しかし仏教の読経は、音楽性も加味して作られているだろうとしか思えないくらいコーラスだ。

仏教は、トランスだ！

上の音楽にも関係して。

倍音声明という、大勢でお経を唱えて瞑想する方法がある(はず)。
お坊さんがハモりながら読経するのを聞くと、トランス状態になりやすいのもわかる気がする(正確には瞑想とトランス状態は違うのだと思うけど)。

昔は、娯楽がほとんどなかった。大きいのは盆踊りとか、何かの無礼講とか、そのくらいだったんじゃないかな。
お坊さんの声は、全体的に太く、迫力がある。その響く声で上手にハモられ、いい効果音もあり、もしかしたら自分もその音の中に入ってハモれる気がしたら、けっこう簡単にトランス状態になったのではないだろうか…

仏教にはお香が欠かせない。その香りもトランスに一役買ったことは、想像に難くない。（アロマ的思考）

キラキラの道具、脳みそに響く読経、音、香り…
仏教にはトランス状態になる要素がたくさんある気がする。