先日参加した「乳がん予防講習会」。
そのセミナーで講師をしてくださった飯田先生の本、「乳がんの人の心と体に 素敵にアロマテラピー」をご紹介したいと思います。
この本は、飯田先生と、今は亡き千葉先生の共著です。
お二人とも乳がんを経験され、治療する生活の中でアロマテラピーを使われているという点で、理論だけではなくとても実践的な内容となっています。
読んで感じるのは、その「きめ細やかさ」。体験した方にしか書けない本、なのでしょうね。
アロマテラピーについて
まずは、初心者の方にもわかりやすく「アロマテラピーとは何か」が書かれています。
精油とは何か、香りが体にどう伝わるか、などは他の本でも書いてあることでしょう。
この本では、精油の品質についても記載があるのがとても特徴的だと思います。現在たくさんアロマのブランドが出てきていますが、一定のブランドをおすすめする本というのはなかなかありません。
そして、乳がんの患者さんが注意するべき精油についても書いてあります。これは精油が単に香るだけのものではなく、体内で確かに有効に作用する証明でもあります。
乳がん治療の日々の中での使い方
最初にも書いた通り、とても実践的な内容が書いてあるのがこの本の特徴です。
具体的には、次のようなことが記載されています。
- 入院の準備
- 入院中と手術前後のケア
- 退院後のケア
- 放射線治療・化学療法中のケア
そしてこれらそれぞれについて
- どんなことをするのか
- どんな治療内容なのか
- 治療を受ける上での注意点
- その注意点をふまえた上で、アロマテラピーを使うときの注意点
- 起こりやすい体の変化と、その変化への対処
等々が、具体的に書いてあります。
前にも書きましたが、私の母も乳がんで治療中で、この本を改めて読んで「今こういうことをしているのか」とわかったこともあります。
放射線治療前にはオイルを使わないほうがいいとか・・・実際になってみないと、想像がつかないことがありますね。
こんなアロマクラフトレシピが載っています
実践的なアロマクラフトレシピが載っているのも、おすすめなところ。
例えば、治療中に起こりうる
- 脱毛
- 血管痛
- 膀胱炎
- 便秘
- ホットフラッシュ
などが、まずなぜ起こるのか・体の反応について説明があります。
そしてそれに対応するために、チョイスしたらいい精油、スプレーやクリームなどの作り方も書いてあります。
また、それぞれの症状に対して、アロマテラピーだけでなくハーブティーについても載っているんです!
治療をしながらの生活は大変だと思いますが、その大変さに対処する方法を知ることができるのは嬉しいですよね。
医師や体験者の話も
この本はアロマの話だけかと思いきや、この本を監修している医師の話、乳がんを体験されている方の体験談も載っています。
体験された方の悩み、どのような気の持ちようで生活や仕事をされているのかなどが読めるので、乳がんの方やそのご家族に参考になるのではないでしょうか。
そしてそして、乳がんに使っていける精油のプロフィール(詳しい説明や期待できる効果)も載っているという細やかさ!
私が最初にこの本を読んだ時、ものすごく具体的で信頼できそうな私好みの内容に驚きました。
そして、最後に著者や監修者のプロフィールを見て納得したのが・・・
ナード・アロマテラピー協会の方が多かったのです(^▽^;)
ナードは、私の所属するアロマ協会・・・手前味噌ですみません。
しかし、だからこそここまでの内容になったのだな~と本当に納得しました。
治療して憂うつになることもありますよね。
皮膚が敏感になります。
こんなウィッグがありますよ。
無理をしないで休みましょう。
この本が一貫しているのは、その具体性と、罹患した方への思いやりです。その思いやりとフルカラーの優しい色合いにも、読んでいて癒されます。
アロマテラピーは植物の贈り物です。悩ましい生活の中で、つらい症状を少しでも和らげたり、ストレス発散するのにぜひ使ってみてほしいと思います。
正直言って、乳がんとは関係なく、普通にアロマテラピーを実践するうえでもとても役立つ本だと思います。
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